【随時更新】「お前ら、まだこれ読んでないの?」の一覧

 今まで、自分がこのブログで書籍を紹介する時には、テーマで括ったり紹介文を書いたりして「ブログ記事」の形にしていました。

 この記事はそれらと少し趣が異なり、「主観的に見ても客観的に見ても傑作であると確信している作品」を列挙しておくだけのページです。完結している作品しか置かないとも決めているので、殿堂入り一覧といった趣です。

 

 自分にとっては好きな物しか並んでいない至高のコレクションであるのはもちろん、自分の嗜好の痕跡をインターネットに残しておくという点で意義があります。

 読者の方に向けては、どの作品も胸を張ってお勧めできる布教記事として振舞うと同時に、人生の歩みを切り売りするよりも密度の高い自分語りとしても機能するかなと思っています。

 あとは、それ好きなら多分これも好きだよみたいなDM来たら最高です。順番は人生で出会った順。よろしく。

 

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休職したしADVやる

 休職シリーズ第3弾。

 

 院生時代のある時、勉強会の自分のターンでどうしても報告内容がひねり出せないことがあった。自分にしては珍しく、サボっていたというよりは単なる能力不足で引き起こした醜態だった。

 これが教授への報告であれば、現在の方向性の再確認などコミュニケーションを取る意義は大きいのだが、研究室のメンバーの時間をもらって進捗ダメですはあまりに勿体がない。俺は午前3時に諦めてSlackを開くと、正直に進捗がなく報告をスキップしたい旨を予約送信で打ち込み……同じくSで始まる5文字の場所にアクセスし、STEINS;GATEを購入した。

 この一件以来俺は、文章を読むという体験から得られる感傷が、その時自分を取り巻く環境によって大きく味わいを変えることに対して、それまで以上に自覚的になった。もちろんありとあらゆる体験と感覚について同じことが言えるわけだが、俺についてはフィクションの文章に触れることにおいて、特にその傾向が強かった。

 誰にも邪魔されず自由で、なんというか救われてる状態で得たいチルさもあったし、締め切りや次の日の夜明けに背中を脅かされながら駆け抜けてこその読後感もある。休日を丸ごと捧げ、それに見合うだけのカタルシスが待ち受けていたならば、それはもう文字通り最高の一日だ。

 しかしこの考え方は、社会人になって可処分時間を大きく失った俺を、小説やノベルゲームから強く遠ざけることになった。休日ですら次の労働に備えて回復を意識しながら暮らさなければならなくなった人間に、コンディションが整う夜など来るはずもない。たかが生きるために生きがいをいくつも失い、結局メンクリの世話になっているのだから、バカバカしいったらありゃしない。

 夜なべして積みゲーをしばき倒すたびに、賃金労働者として生きることへの悲観が積み重なる。担当医には規則正しい寝起きと運動を勧められているのだから、これは全くもってその真逆、広義の自傷行為ということになるのかもしれない。

 痛みが教えてくれたのは自分の魂の形、その輪郭だ。それが資本主義社会の枠組みには当てはまらないと改めて知った今、やはり諦念だけが俺の心を支配しつつある。

 

 とはいえせっかくなので遊んだやつ列挙します。順番はプレイ順、紹介・布教とかする気力はないのでタイトルと感想ちょっと並べるだけ。クリア済みの人間にしか読ませたくない文章は文字反転にします。

 

 

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休職したし北へ行く

 以前の記事で触れたが、俺は出不精の旅行アンチ・友人ファンボだ。

 ゆえに、人生で経験してきた遠出はほとんど、誰かと随伴してのものか、目的地に誰かが住んでいるものか、その二つのケースに大別出来た。

 ただ、そういう人間がいわゆる一人旅をした時にどういった経験をしてどういった感覚になるのか、一度知っておくのは有意義かもしれないと思えた。

 休職期間は概ね、余暇から得られるプラスと、労働に押し付けられるマイナスで、収支が赤字だと人生を悲観している現状を鑑み、自分がどのような行動からならプラスを得られるのか、色々と手探りに過ごしている。今回の試みも、その一環での思い付きだった。

 

 俺は休職直前、毎日のように通勤中の激甚な腹痛に苦しめられていた。ストレス由来なのかもしれないし、単に埼京線の混雑と揺れがあまり良くないのかもしれない。しかしいずれにせよ、電車に乗ること自体は怖くないぞと身体に教えなくてはと思った。

 

木曜日の朝、池袋駅

 この電車に乗ると、会社の方向に運ばれていくことになる。だが今はそうする必要はない。

 

 逆方向を目指す。出来れば、遠く。

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休職したしブログ書く

 記事タイトルはわたモテリスペクト。

 

 

 適応障害の診断を受けて休職期間に入っている。

 自分のツイートやこのブログを日頃から見ている方からすれば、ある意味意外だったかもしれない。俺という人間がネガティブであるのは、社会人になる遥か前からずっと続いている話であるし、生きていけないことの苦しみに布団の中で落涙するなどまさに茶飯事だった。そして良くも悪くも、そんなメンタルの浮き沈みとの付き合い方について、それなりに知っているつもりだった。

 

 ではなぜ今更心療内科へ? 答えはシンプルで、今までになかった現象が起きたからだ。初めて、肉体壊れた。

 ある日職場で他人が他人にブチギレているのを目撃させられた俺は、脳がピリピリと痺れて、手がキーボードの上で力なく震え、視線は未完成の原稿の上を滑り続けた。そこから20分近く一切の進捗が産めず、「終わりやね」と内心で半笑いになった。入社からおおよそ1年9ヶ月。自己評価としては長く耐えたのではないかと思ってしまうのが悲しい。

 もちろん人間が壊れる理由は単一ではない。ヒューマンエラーが許されない業務内容と職場の雰囲気、単純に少ない休日。心身が参っている感覚はとっくにあって、この出来事は原因というより、たまたまコップから水があふれたのがその時だったという話なのだろう。

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【レポ】旅行アンチ、家から30分のホテルに2泊3日

※この記事はマルチジャンルアドカレ 某鯖02 Advent Calendar 2024 の参加記事です!

 

はじめに

 自分には明確な欠点がいくらかと不明瞭な欠点が数えきれないくらい存在するのだが、前者のうちのひとつとして「出不精」が挙げられる。

 家の外に出ること、人の沢山いる場所に行くこと。その両方が人と比べてだいぶ苦手だという自覚がある。だから長年オタクをやっている割に、同人即売会にもライブにもまるで行ったことがない。

 その挙句休日が少なく、インターネットが大好きなのだから、外出の最たるものである.「旅行」と縁が無くなるのも当然と言える。思い返してみれば、通っていた中学・高校には修学旅行が無かった。もしかしたら筋金入りというやつなのかもしれない。

 

 一方で、交友関係というものは自分にとっても何物にも代えがたい。様々な縁で知り合った皆々様にお声がけいただいたならば、なんとか腰が上がることも多々ある。会合のみならば、「人の沢山いる場所に行くこと」の方は割合避けられるというのもある。

 とはいえ首都圏に住んでいるオタクばかりではない。特に長く付き合っている友人は地方在住の人物も多く、複数人で顔を合わせるとなると、休日のすり合わせや交通費など、自分の性格とは関係ない部分での障壁も大変多い。

 それでも会いたい夜はある。パワーで解決することにした。

 

ネタバレ:サキュバスシーシャバーには行きません

 ……なんか反応がやや塩な気もする。大丈夫か?

 

  • はじめに
  • 登場人物紹介
  • 1日目
    • 午前:まず音ゲー
    • 昼飯:バーガーキング
    • チェックイン:ドーミーイン池袋
    • 夕飯:SABAR 東京銀座店
    • 二軒目:Shisha Cafe&Bar ランデヴー
  • 2日目
  • 3日目
    • 朝飯:ドーミーイン池袋 朝食バイキング
    • 活動:雑多
    • 最終飯:タカノフルーツパーラー 池袋東武
  • 学び・総評
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日記0713 - 土曜日を過ごす

 

事前準備

 後輩を飯に誘う。

このようにする

 この後輩に声を掛けた理由だが、LoLがうまいことが挙げられる。

 LoLがうまいやつは味方のケツを拭くのがうまい。そして後輩は先輩のケツを拭かねばならない。よってLoLがうまい後輩というのはケツ拭き係に最も適している。

 金を全額出すという誰でも出来る手段をチラつかせ、店舗と日時を決めさせるとなおよい。

 

 

06:00

 起床。俺の勤める部署では土曜日に働く必要がある。かわりに月曜日に休むことができるが、今週は三連休なのでなんの意味もない。ちなみにそもそも祝日で休みが増えることはないので、別にマイナスでもない。

 

 

13:30

 重要度が高い業務が終わり、あとはルーティンワークを片手間でしばきながら競馬を見る。

 俺くらいの値段*1の労働者になると、別に会社で馬券を買っても良い。ただ、1万負けてその日の賃金が実質ゼロになった時、あるいは逆に賃金以上の儲けを得た時、じんわりと生きている意味がわからなくなるので、最近は頻度と額が減ってきた*2

 ルーティンワークのほとんどは客に直接届く短文の生成。というか決まった分量の文章に決まってない情報量を詰め込み続ける行為が俺の業務の半分近くを占めており、社会人になってからというもの、そればっかりやっていたら冗長な文章が下手になったのを感じる。ブログの更新がずいぶん滞っていたのは、多忙というよりこちらの側面が大きい。

 この日の日記を書こうと思い立ったのも、主たる目的はリハビリだ。ダラついた修飾を思い出したい。とはいえ別に業務を恨んでもいない。趣味に関わる文章を書くことで飯食えてるんだから、もうちょっと嬉しそうにするべきか、とは常々思っている。

*1:Twitterのフォロワーがクレカの支払いヤベ~ってアップしてる金額の半分より手取りが少ないくらい

*2:休みの日曜そのぶんやるという意味なので、別にギャンブル依存を脱したわけではない

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人生がかかったギャンブルをしたことがあるかい

(これは某鯖01 Advent Calendar 2023の参加記事ですが、11月30日になっても誰も埋めなかった12月1日の枠をしゃーなし埋めるためのワンドロくらいの気持ちで書いています)

 

 

 突然ですが皆さん、人生かかった100万規模のギャンブル、してますか?

 

 …………自分が競馬に狂っていることはそれなりに認知されていると思うので、そんな奴がいきなりこんなこと言い出した日にはもう皆さん顔面wutfaceし放題、puke吐き放題かと思われるが、そうではない。

 何がそうではないかの説明は少し長くなるが、とにかくそうではないのだ。

 今自分は、本当に文字通り「人生にまつわるゼニの問題」に頭を悩ませている。

 

 前提を説明するのにすこしばかり自語りが必要だ。

 自分は私立大学に7年在籍していた過去を持つ、紛うことなき親不孝者である。とはいえなんやかんやあり、今年の4月に齢25にしてようやくとうとう渋々重い腰を上げて各種SNSで呪詛を撒き散らしながらしゃーなしで賃金労働者になったのだが、つい数ヶ月前、突然家にお手紙が届いた。

 年賀状すら近年は一通も来ない人間なので、全く心当たりがない。差出人は誰だろうか?

 

 

年金事務所である。
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