近況2k20

序文

 あまり心身の調子が整わない日々が続いている。

 長く激しかった梅雨時には、フォロワーにも慢性的に体調を崩している人が散見された。しかし自分に関して言えばその頃の方が調子がよくて、ここ数日どうにも睡眠がうまくとれない。今日も3時間で起きてしまい、二度寝叶わず朝を迎えた。

 こういう時はブログに限る。書きたいことは特にないから、あまり面白くない記事になるだろう。しかしこれはまるで他の記事は面白いと思っていそうな文章だが、まあ相対的なものとして理解してほしい。

 

 

2k20

 2020のこと2k20って書くやつ、結構カッコいいと思う。アメスポゲーの年度バージョンに使われてるイメージしか無いのだけど。社名とのダブルミーニングなのかタイトルが先なのかは調べてないからよくわからない。

 kの意味するところは接頭辞キロで、軍資金や消費額をこれを使って表記するやつなんかは結構なじみ深い。つってもコンマ文化の英語圏でKやMが使いやすいのはわかるが、日本語は万で変わってくからまあちょっとしたカッコつけや省略以上の意味はないと思う。俺は好きだけどね、ちょっとしたカッコつけ。

 まあ脳まで音ゲーに染まった俺たちがクレ表記でなにか言い出すよりはよほど汎用性が高い、かも。

 

 近況 - Singspiel (読まなくても大丈夫です)

 当記事のタイトルはこの記事の2020年版だという事でしかない。今見返すと文章のスタイルも感情も全然違って結構面白い。当時は大学2年生。今は大学4年生。なぜ3年経過している?まあいい。

 大事なのは俺に残された時間は当時も今も残り2年という点で共通していることだ。その話から始めよう。

 

 

モラトリアム

 院試に受かった。特に何事も無ければ来春修士課程に進学する。

 俺は社会不適合者なのに無職になるのが怖いので、生きててもいい人間としてこの世に存在するためには進学しかない。研究しかない。いや、文系院生が社会的に生きててもいい人間であるかについては……まあ諸説ある。少なくとも章題は皮肉のつもりだ。

 進学理由について、本当のことを言う。マトモに学問を修めずに、社会に出てしまう事への恐怖だ。なあなあで単位をかき集める生活に成功体験はない*1。俺から知識や勉学を取り除いたら、価値のあるものは一つも残らない*2。死守する必要があった。俺はいつだって恐れている。恐れでしか俺の身体は動けない。

 

 一応、経済学というものに対するモチベーションは高い。努力や能力がついてくるかは別。論文を読んで、データを集めて、分析にかけて、考察して、論文を書く。どれも嫌いではない。重畳。

 この現代において「嫌いではない」ことを許容するのも結構難しい。好きなことだけで乗り切っていける人生体験談と、嫌いなことだけで幕を閉じる人生体験談ばかりがインターネットには飛び交っている。その中間の人生は語られない。インパクトが無いから、拡散されない。

 くれぐれも、極端な例外ばかりのインターネット物差しで自分の幸福を測ってはいけない。やつの目盛は対数より極端だ。

 

 

幸福論

 アルストロメリアと聞いて音ゲーより先に思い浮かぶものが出来た。

 曲名とアーティスト名が同じと聞いて最初に思い浮かぶのは……まだダブルインパクトかな。

 

f:id:cranetrick:20200818123837p:plain

17歳児

 3人の中なら、大崎甜花が一番好きだ。彼女はプロデュース中に時折休みたがる。理由は「お昼寝をいっぱいしたいから」だ。

 俺は彼女が体力満タンの週にお昼寝を希望しても許す。休ませる。肉体が大丈夫でもお休みが必要な日はある。アイドルとして彼女が示すべき幸福ってそういうことなんじゃねえのかな。いや全然違うんだけども。

 休みたいときに休みたいと言えるメンタルは見習うべきところがある。休みを要請できずに、消えたり壊れたり死んだりする人間はシャレにならんくらい多い。

 

 休むために働いて、働くために休むみたいな人生はシンプルにクソだと思う。そもそもクソじゃない人生があるのかどうかは知らないが。せめてクソを薄味にするには、「嫌いではない」ことを仕事にするしかない。多くの人間にとって、人生は消去法で事足りる。

 そういう開き直りをしたときに一番大事なのも休むべき時にしっかり休むことだ。寝るに寝られず朝を迎えるなんてのを俺が社会人になってからもやるようならば、まあ概ねクソ一直線といったところだろう。

 

 その一日が虚無だったから、何か面白いことで取り戻そうと時間だけを浪費し続ける。そういう状況は結構万人に再現性があるらしく、最近は名前までついているらしい。

 これに対して取れる択は結構あって、自分を律して入眠するか、生活習慣の崩壊を受け入れるか、根本的解決を試みるべく面白いことで充実感を得るか。どうせなら面白いやつで!と言いたいとこだが、オタク故、俺の面白いことは深夜に集中している。人生が下手。

www.lifehacker.jp

 

 

アルコール

 三年前の自分と今の自分、何が一番違うかと言われれば、成人して酒を飲むようなったことで間違いない。

 俺の酒癖は家の中において特に悪い。何かタスクを終えた時、逃避したい現実がある時、無理やり寝る時。そんな夜が来る事を予期した日は、大体ストロングゼロを買うために家を出る。

 親父が仕事先で貰ってきたアホ高い酒を頂戴することも度々あり、安酒のクソっぷりもよくわかる。世に出回る9%缶レモンチューハイの中で、ストロングゼロのテイストは多分良くない方だと思う。だが、俺は美味しいジュースが飲みたいのではなく酩酊したいから酒を買っている。その観点においてストロングゼロを超える手軽さとコストパフォーマンスを併せ持つ酒を未だ知らない。

 フォーナイン、檸檬堂、奴らは確かに美味いかもしれないがアルコールの切れ味に欠ける。俺は今エチルアルコールを摂取しているんだという実感が味覚を刺激するのが最高だ。ストロングゼロはその点において圧倒的。冷やし切らずややぬるいくらいだとより素晴らしい。

 

 ところで、酒を飲むようになったことによって消費量が明確に減ったものがある。催眠音声だ。酒の酩酊は意識が拡散する。催眠音声によるトランスは真逆で、意識が極端に集中できる状態だと自分では理解している。

 要はこの二つの相性が極端に悪く、俺は脳を気持ちよくする手段として安易な方を選ぶようになってしまった。あまりにも意思が弱い。とはいえ相性が良ければ俺はとっくに廃人になっていただろうから、これでよかったのかもしれない。

 

 

模範的市民

 わざわざカミングアウトするまでもなく俺は圧倒的にインドア派で、元気なときはPCの前に座ってゲームをやり、元気じゃないときはベッドに横たわって眠り続ける。そういう人間がコロナ禍の中どういう評価を得たか。答えは、模範的市民

 誇張でも何でもなく、ここ3ヶ月は近所のスーパー/コンビニへの買い物と院試でしか外出していない。別に自粛を貫き通そうという固い信念があるわけでもなんでもない。それで事足りるからそれしか外に出ていないだけで、バイト辞めた後の長期休みは毎回こんな感じだった。大学がオンラインとなれば至極、当然の帰結

 ヒキニート一歩手前、文句のつけようもないシャフテキ*3がこのご時世では危機感を抱いた不憫な若者に早変わりしたのだから中々に笑える。そういえば人生の半分を希死念慮と付き合いながら生きてきたのに、就活が始まった途端ただのメンヘラからやはり不憫な若者になってしまったこともあった。生きているだけで丸儲け、などの文言は個人的には大嫌いなのだが、こういうケースのことを言っているのだとしたら一理はあるかなとちょっと思った。

 

 

最近触ってるゲーム

 じゃあ元気な時にどんなゲームやってるかというと、大体シャニマスLoL、Apex。どれも10割常に楽しいゲームじゃないからしんどい。グレフェス、サモリフ、キングスキャニオン。グレフェス、サモリフ、ワールズエッジ。苦しい。LoLなんかランク戦じゃないのに苦しい。

 そもそも娯楽でストレスを溜めることほど非効率な行いもない。対人ゲーマーは一人の例外もなく呪い*4にかかっていると思う。苦しさを味方に転嫁する負の連鎖を断ち切らねばなるまいと性善説を信じたくても、俺とて聖人ではないので暴言吐かれた次の試合はADCマスターイーをピックする。終わりだ。

 本当のことを言うと、心の底から音ゲーがやりたい。一刻も早く気軽に都内のゲーセンに赴けるご時世になってもらわないと、三年前に壊しかけたキーボードはこの夏のうちに全壊するだろう。まあしたらしたでskbattleのこと考えてストレス溜めるんだけどね。人生が下手

 

 

このブログ

 前回とか前々回の記事、なかなかのPVと反応を頂きました。良かった~~

 このブログの記事は概ね、多少なり気合い入れて書いているオタク記事と夜眠れないから書いてるだけのメンヘラ記事の二つに分類できる。直近三回はオタク記事で、この記事なんかは完全にメンヘラ。

 どちらも140文字に収まらないからTwitterではなくブログにしているという点では一致しているのだが、出来れば多くの人様に見てもらいたい物と、あんまり人様には見せられない物が混在しているのは如何なもんなのかとは自分でも思う。でも分けたりするのも流石に自意識が過剰という感じ。なんでこのままです。

 ゾーニングとかするつもりは一切ないので、狂信的なsingspielファンボ(いるのか?)以外は読みたい記事だけ読んでいただくのがお互いの為か。アクセスのほとんどはTwitterから個別記事のリンク踏んでもらう形なので要らん心配だとは思うが……

 

 繰り返しになるが、この記事は発作なので特にオチもなくこの辺で終わる。一記事で5000文字越えは義務感とか使命感が無いと辿り着かない領域というのが感覚でわかってきた。

 今夏は暇なので近いうちにまたオタク記事を出す。スポーツの秋にかこつけて野球とか競馬とかLJLの話してみようかな。一応このブログのタイトルである"singspiel"は俺が生まれるちょっと前に世界中で活躍した競走馬の名前で、一番好きな海外馬だったりする。馬の話、してえけどわかるフォロワー片手の指で足りちゃうんだよなあ……

 樋口円香に関しては前回の記事を書いてから天塵とかアジェンダとか各種ノクチルサポートカードが供給されたが、概ねわかりやすいお話だったので特に追加のお気持ちは無し。一つ挙げるなら、勝算の無い賭けに興じるなんてクレイジーとシャニPを評する樋口が雛菜の一万円にベットするのは凄くイイな、と思った。もぎたて♡にーちゅだけは一切わからん。わかったら報告します。

 

 ではまた近いうちに。

 

*1:「普通」の学生はその分人間関係に投資している。俺はしていないから、そうなるだけだ。

*2:「普通」の人間はその分人間関係に投資している。俺はしていないから、そうなるだけだ。

*3:社会不適合者の意

*4:対戦ゲームとランクマッチの呪い - chomoshのブログの表現をお借りした。が、言いたいことはGBVSと対戦ゲームをちゃんと遊ばなきゃいけない病 - chomoshのブログのほうが近い