【競馬】2013年皐月賞馬"ロゴタイプ"の魅力と、注目のロゴタイプ産駒紹介

※この記事はdiscordファンサーバーの有志企画「某鯖 Advent Calendar 2021」4枚目の参加記事です!(5枚あるってすごくね?100記事以上出るってことじゃん……)

 

 

 こんにちは、Crane.です。ブログの経験はありつつも、アドカレというものに参加するのは初めてなので、緊張して慣れない丁寧語など使って書いています。

 ところで皆さん……動物は好きですか?

 僕は大好きです。

 中でも馬が好きです。早く走る馬が好きです。土日に営業している、馬しかいない国営動物園が大好きです。そこの中継をする動物番組を、毎週血走った目で見ています。

 

 ……はい。そもそもタイトルにも書いてありますが、今日は競馬の話です。競馬というものが始まってから現在まで、この地上に存在した競走馬の中で僕が最も愛した馬、「ロゴタイプ」についてお話しようと思います。

 アドカレ企画ということで、出来ればジャンルに詳しくない人にも楽しんでもらえるような記事を心掛けたいですね。もちろん競馬、あるいはウマ娘に触れている人なら問題なく読めると思います。明日のG1、阪神ジュベナイルフィリーズの予想に役立つ情報もあるので、是非読んでいってね!

 

 

 

競走馬詳細

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https://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201606050006-spnavi より画像引用

 

馬名:ロゴタイプ(英:Logotype)

性別:牡*1

生年:2010年(11歳・存命)

生産:社台ファーム

馬主:吉田照哉

厩舎:美浦田中剛厩舎

戦績:30戦6勝

主な勝ち鞍:朝日杯FS(2012年)、皐月賞(2013年)、安田記念(2016年)

 

血統:

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netkeiba.comより。以下特に断りが無ければ血統表は全てnetkeibaからの引用

 

生い立ち

 現代日本競馬の覇権を欲しいがままにする、社台グループの総本山・社台ファームにて生誕。父、母、母母の全員が同様の出自であり、ロゴタイプ社台ファーム代表吉田照哉名義*2でデビュー。社台の申し子と言って差し支えないバックボーンがある。

 では超王道のぴかぴか血統のお坊ちゃんなのかと言われれば、ちょっと違う。そこが良い。

 父を遡るとSadler's Wellsサドラーズウェルズ)に辿り着くが、これは欧州で30年近く猛威を振るう超良血である一方、日本の競馬場にはちょっとフィットしない*3のか、日本においては安定して活躍馬は出せていない血統であった。

 しかし、そんなサドラー系においてもちょっと毛色が違うのは、父父Singspielシングスピール)の部分。アイルランドに産まれてドバイの王族の元で走ったこの馬は、競馬場の違い?海外輸送?なにそれ?と言わんばかりに、イギリス・フランス・カナダ・日本・UAEと転戦しまくり、G1を4つも勝った。そしてその勲章には、1996年ジャパンカップが含まれる。

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 そしてこのシングスピールを、フランスの良血お嬢様Carlingカーリング)に交配して生まれたのが、ロゴタイプの父ローエングリンである。カーリングはフランス生まれフランス育ちの競走馬だが、馬主は吉田照哉氏であり、引退後は日本で繁殖入りすることが決まっていた。よってローエングリンは欧州の超良血を詰め込まれた血統でありながら、日本で生まれ日本で走った馬である。

 そんなローエングリンの競争成績は、一流のそれとは言い難い。7年間の現役生活*4、48戦して、G2を4勝。ついぞG1タイトルに手は届かなかった。フランスに遠征して2着に入るなど、父同様のワールドワイドな適性の片鱗を見せこそしたものの、名関脇、名脇役という評価に留まる。

 しかしG1馬で無いにもかかわらず、ローエングリン社台スタリオンステーションにて種牡馬入りする。その身に流れる欧州のスーパーホースたちの血を、次世代に引き継ぐ責務を負ったのだ。

 ロゴタイプ誕生をもたらした、ローエングリン繁殖牝馬ステレオタイプとの交配が行われたのは、ローエングリン種牡馬生活2年目、2009年のことになる。ステレオタイプの競争成績は箸にも棒にも掛からないものであったが、その父サンデーサイレンスはあまりにも著名だろう。日本競馬の歴史を180°ひっくり返した大種牡馬だ。

 素人目線でのその配合意図は、ただただシンプル。「サドラー系の良血が、日本に花開く姿を」。偉大な先祖たちの持つ重厚なパワーと素軽いスピードのバランスを極限まで調整し、日本の競馬場を先頭で駆け抜けるような競走馬を生産する。馬産に関して他の追随を許さない超名門、社台グループの、ひいては吉田照哉氏の意地であり、ロマンであったのではないか。

 

 こうして生まれた黒鹿毛の牡馬は、社台グループオーナーズで出資者を募集されることになる。総額1000万円、一口100万円は同年の募集馬の中では最下位タイの安値であったが、その募集コメントはかなり強気で、関係者の期待を感じさせるものであった。

 

 

現役時代

デビュー~ベゴニア賞

 競走馬の多くは2歳夏~3歳春にデビューを迎えるが、その中でもロゴタイプは仕上がりが早い傾向にあり、2歳6月の北海道でデビューを迎える。新馬戦は1番人気に推され、ここをクビ差であっさり勝ちあがり。2歳重賞戦線に乗り込むことになる。

 北海道に滞在したまま函館2歳Sクローバー賞札幌2歳Sとオープン~重賞を連戦。新馬戦の勝ち方も相手も地味だったため低い人気に甘んじるが、4,3,4着とそれなりに好走。冬や来年を見据え休養に入った。

 復帰戦は500万下条件*5のベゴニア賞。ここでジョッキーがミルコ・デムーロ*6に変更になる。

 11月末の東京競馬場で行われたこのレースをロゴタイプは好位から抜け出し快勝。走りやすい馬場の力も借り、走破タイム1:33.6は当時の2歳東京マイルのレコ―ド。この勝利をもって、年末の2歳最強決定戦、G1・朝日杯フューチュリティステークスへ駒を進めた。

 

朝日杯FS、世代制圧

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 朝日杯で人気を集めていたのは、重賞2勝を含むデビュー3連勝中だったコディーノ単勝1.3倍という圧倒的な人気で、離れた2,3番人気は同じく3連勝中の海外産馬エーシントップ、末脚を武器に2連勝中のゴットフリート*7と、戦績に傷の無い馬に人気が集中。3敗もしているロゴタイプ単勝オッズ34.5倍、7番人気と軽視された存在だった。

 しかしロゴタイプは、前がごちゃ付いたハイペースを難なく好位で追走。ベゴニア賞同様に直線抜け出し粘りこみを図ると、コディーノの追撃をクビ差凌ぎ切りG1の栄冠を手にする。父ローエングリンにとってはG1はもちろん初めての重賞タイトルであり、タイムも朝日杯のレースレコード。ハイペースを先行して押し切る競馬は着差以上の強さを感じさせた。

 この勝利により年末表彰では最優秀2歳牡馬を受賞。堂々本命サイドとして、翌年のクラシック路線に向かうことになった。

 

まず一冠、いざ王者へ

 朝日杯勝利の後休養に入り、年明け復帰戦はG2・スプリングステークス皐月賞の前哨戦である1800mを、新馬戦以来となる一番人気に支持されながら難なく快勝。順調にクラシック第一冠、G1・皐月賞に出走することになる。

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 ここでのライバルは、もう一つの皐月賞前哨戦、G2・弥生賞からの参戦メンバー。2歳時3連勝、名牝シーザリオを母に持つ良血エピファネイアと、朝日杯で2着に敗れるも弥生賞ではエピファに先着したコディーノロゴタイプは連勝を評価され、ここでも一番人気。

 レースはコパノリチャードラブリーデイら後のG1馬が作り出すハイペースを中位で追走。最終コーナーで外に持ち出すと軽い手ごたえで外を差し切り直線半ばで既に先頭。ほぼ同時のタイミングで仕掛けたエピファネイアの追撃を許さず完勝した。タイムは1:58.0、これまた当時の皐月賞レコードタイムである。

 朝日杯FSの勝ち馬がクラシックを制するのはなんと三冠馬ナリタブライアン以来。数戦連続の危なげない勝ち方は能力・操縦性を兼ね備えた王者のそれであり、前年、一昨年の皐月賞を制した、二冠馬ゴールドシップ三冠馬オルフェーヴルらに次ぐスターホースの出現を感じさせるものであった。

 そう。ロゴタイプは、こんな錚々たるメンツと比較されるようなサラブレッドだったのである。当時の自分もそう思っていた。…………この時までは。

 

ダービー失冠、それでも

 皐月賞馬となったロゴタイプは、当然目標を日本ダービーに設定。二冠を目指して順調に調整を進める。しかし、G1・2勝を含む4連勝中でありながら、ダービーのロゴタイプは絶対視された存在ではなかった。

 まず、短期免許の期間の影響もあり、鞍上はミルコ・デムーロから弟のクリスチャン・デムーロに乗り替わることに。二人とも名手ではあるものの、当時は「乗り替わりは勝てない」というジンクスが30年近く*8も継続中であった。

 また父ローエングリンの活躍距離がマイルから2000mであったことも不安要素だった。エピファネイアをはじめとする他の人気馬が、ダービーの舞台である東京2400mは十八番と言える条件だったこともあり、相対的な距離不安を囁かれることになる。

 また皐月賞には出走しなかったキズナが裏路線の重賞を2連勝してダービーに参戦。震災からの復興と結束を願って名付けられたこの馬は、後方一気のスタイル、鞍上武豊、父ディープインパクトという華やかな要素を多数持ち合わせ、かなりの人気を誇った。

 対するロゴタイプは実直な先行押し切り、鞍上は乗り替わりの外国人、日本じゃ派手なんだか地味なんだかようわからん欧州血統、せっかくオペラに関する名前の名馬が紡いできた血統なのに地味な名前*9、とキズナが持ち合わせたものを何一つ持たず、結局ダービーの一番人気を明け渡すことになる。

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 そして、競馬ファンの判断は正しかった。ダービーの直線、いつもの好位抜け出しを図るロゴタイプだが、残り200m時点でも伸びきれず。前を交わすのも精一杯といった脚色であり、外から交わしていったエピファネイアを、更にその外豪脚一閃突き抜けたキズナが1着でゴールイン。ロゴタイプは見せ場こそ作るも5着に終わる。負け方から言えば、距離不安が的中したといって差し支えなかった。

 

 競馬の敗戦の中で、素人目線でも距離不適であると考えられる負け方の評価は悪くない。条件が違えばパフォーマンスも180°変わる競馬の世界においては、適した条件であれば問題ないだろうと見る向きはある。当時のロゴタイプの負け方も、それに分類してよいだろう。

 とはいえ、クラシック三冠とは条件の大きく異なる3レースで競走馬の総合的な力を問うレース体系だ。古くより「皐月賞は最も速い馬が、ダービーは最も運の良い馬が、菊花賞は最も強い馬が勝つ」という格言が存在し、だからこそ三冠馬たちの名前は歴史に燦然と輝くのである。

 この敗戦で、ロゴタイプ陣営のレース選択は、2000m以下の、スピードのスペシャリストとしての道を目指すものになる。世代で「最も速い馬」の称号は揺らがない。そのはずだった。しかし、ロゴタイプの競争成績は、このダービー敗戦をきっかけに、ゆっくりと、致命的に狂っていくことになる。

 

狂いだす歯車

 ロゴタイプ陣営はダービーの次走に、夏のG2・札幌記念を選択する。初めて別世代との戦いにはなるものの、デビュー当初の北海道での善戦や、皐月賞と同じ2000mでのレースであることから適した条件と思われた。

 鞍上はデムーロ兄弟の帰国により、デビュー当初の村田一誠に戻ってくる。そんな村田からレース前には「回ってくれば勝てる」という発言が飛び出すほどに、メンバーの中でもロゴタイプは頭一つ抜きんでた存在だと思われていた。実際に皐月賞以来の一番人気にも支持される。

 しかしここを5着。勝ち馬からは2秒も離される、ダービー以上の完敗である。

 

 不運も重なった。この年の札幌競馬場は長期的な工事を行っており、全てのレースを函館競馬場で代替開催。当然例年より多く使用された函館の芝は痛み、コースは荒れることになる。

 更に札幌記念の直前に大雨が追い打ちをかけ、開催当日は「極悪」とも呼ばれる馬場状態になっていた。同じ距離の皐月賞より10秒も遅い2:08.6という走破タイムに、その過酷さが見て取れる。

 ロゴタイプは結局この極悪馬場を懸命に走破した反動で疲れが抜けきらず、残りの2013年シーズンを全休することになる。その間ライバルであるキズナはフランスに遠征しG2・ニエル賞を勝ったのち本番の凱旋門賞も好走。エピファネイア菊花賞を制し、皐月ダービー2着の雪辱を果たした。

 

 狂った歯車はなかなか元には戻りそうになかった。

 2014年シーズン初戦に3月頭のG2・中山記念を選ぶも3着。その後ドバイに遠征しG1・ドバイデューティーフリーに参戦するも6着。両レース共に前年から覚醒し、この年のレーティング世界一位に君臨するジャスタウェイを後方で見届けるのみ。

 夏には前年のリベンジと言わんばかりに札幌記念に挑むも、馬場状態は良かったがゴールドシップハープスターといった稀代の追い込み馬たちに次々差され6着。秋はG2とG1をそれぞれ6着、7着。

 この一年を結局5走で終え、馬券内に入ったのが1回のみという無残な成績だった。いずれのレースも1600m~2000mの適距離、良馬場で迎えたにも関わらずの敗戦続き。それほどにまで札幌記念の反動は大きかったのか。あるいは最初から、この程度の馬だったのか。ロゴタイプの闘志は、もう燃え尽きてしまったのか……

 

 「終わってしまった馬」。コミュニティに限らず、現場でもそのように評されることがあったと、後に田中剛調教師は語っている。引退してもおかしくはなかった。早熟スピード馬として、最低限の地位を保ったまま種牡馬入りする方法だってあった。

 しかし、陣営は現役続行を決断する。8歳まで懸命に走った父ローエングリン。芝ダート国籍不問のスピードを見せつけた祖父シングスピール。狂った歯車を噛み合わせ、ロゴタイプの強さを再び示すための、なりふり構わぬ次の1年が幕を開ける。

 

雌伏の時

 2015年シーズン。5歳になったロゴタイプは、その年最初の重賞、G3・中山金杯に出走。G1、それもクラシックレースを制したことのある牡馬がG3に出てくるなんてのは中々珍しく、流石に格が違うだろうと札幌記念以来の一番人気を背負う。

 レースではいつものごとく好位に付け、直線一度は抜け出すものの、同期のラブリーデイに交わされ2着。G3ですら勝利を挙げることは出来なかった。

 その後は間隔を開けずに、なんとダート1400mのG3、根岸ステークスに参戦。しかし初ダートで全てが一変するなんてうまい話はなく、ここは8着凡走。

 芝に戻して二年連続の中山記念、ここでも好位から一度は先頭に立つものの、後輩オークスヌーヴォレコルトに差し切られ2着。

 春最終戦は当時まだG2の大阪杯に参戦するも、苦手な不良馬場に泣かされ5着。春は4戦して全敗に終わり、ダービー以来続く連敗は11まで伸びてしまった。

 

 とはいえ、2014年に比べて負け方はかなり「見れる」負け方になりつつあった。適した条件ではしっかり馬券圏内には絡んでいたし、一度は直線先頭に立つものの、後ろからやってきたG1クラスの馬とデッドヒートを繰り広げ、最後には差されてしまう。そんな「惜しい」負け方を続けていた。

 そんな背景もあって、ロゴタイプはじわじわとコミュニティでの人気を獲得していく。次こそは勝つのではないか。いや次こそは。負けたが良いレースだった。ロゴタイプに勝つ馬は漏れなく名馬だ。そんな空気感が出来上がっていく。ある匿名掲示板の一部では、カルト的信仰にまで発展した。

 近年のトレンドを鑑みれば、こういう人気の博し方は珍しい。かつて栄光を手にしたにもかかわらず負け続ける馬はなんとなく馬鹿にされたり、そうでなくても判官贔屓的な人気になりがちだ。しかしロゴタイプは、レースに出るたびに復活・勝利を心の底から信じられている。自分もそんな一人だった。「見れる」負け方、ひいては陣営のロゴタイプの復活を信じる姿勢と、たゆまぬ努力がもたらしたものだったと思う。

 

 秋シーズンは3戦。少し長い2200mのG2を4着。ベゴニア賞以来となる東京マイルのG3を、トップハンデを背負いながら3着。シーズン最終戦はG1・マイルチャンピオンシップに出走するも9着。そのいずれも、見せ場は作った。強い先行馬がいるレースは緩い展開になりにくく、最後の直線はいつだってロゴタイプと有力馬の力比べ。

 結局2015年は7戦全敗。連敗は14まで伸びたが、その内容は明らかに2014年から上向きになっていた。この頃のロゴタイプは、俺の贔屓目込みではあるが、ただ弱いから負けているとは思えない、不思議な馬だった。

 キズナエピファネイアもこの年で引退、種牡馬入りを決める中、ロゴタイプ陣営は現役続行にゴーサイン。そしてその不屈の精神が、とうとう花開く2016年がやってくる。

 

王座、奪還

 2016年の始動戦は3年連続の出走となる中山記念。二冠馬ドゥラメンテをはじめとした例年以上の強力メンバーが集まり、ここは7着。その後はハンデG3・ダービー卿チャレンジトロフィーへ。既に3年近く勝っていないにも関わらずトップハンデを課され、直線一度は抜け出すものの5kgハンデが軽い牝馬に差し切られ2着。6歳になっても、良くも悪くも変わらない善戦っぷりで滑り出す。

 この年の中山記念から騎手は関東の中堅田辺裕信に乗り替わっており、何やら2戦目のダービー卿CTで感覚を掴んだらしい。それもあってか、陣営は上半期のマイル最強決定戦、G1・安田記念への出走を決断した。

 

 この年の安田記念、かなりのメンバーが揃っていた。特筆すべきは日本歴代最強マイラーにも挙げられ、2021年現在種牡馬としても活躍しているモーリスであろう。なにせ当時のモーリスはG1・4連勝を含むマイル戦6連勝中であり、海外G1も難なく制し、日本最強は勿論、アジア最強マイラーの座を確かにしていた。

 2番人気のリアルスティールはクラシック戦線も好走した実力派であり、前走はドバイに遠征しこちらも海外G1を勝利。この2強以外にも、国内外のマイル~中距離戦線で活躍する各馬が揃い、マイル王決定戦に相応しいメンバーであった。その中で前走G3を負けているロゴタイプは当然軽視されており、単勝オッズ36.9倍の8番人気だった。

 

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 この安田記念ロゴタイプと田辺はまずまずのスタートを決めると、行きたがらない各馬を抑えて大胆にも逃げの策に出る安田記念というレース、東京1600mというコースは共に逃げ馬にとっては不利とされており、何よりロゴタイプが逃げを打つのは2歳戦以来、連敗が始まってからは初めてのことであった。

 先頭に立ったロゴタイプは平均よりやや遅い程度の、絶妙なペースでレースを作る。モーリスはそのロゴタイプの直後の位置につけ、リアルスティールは更にそのモーリスをマークする位置。両頭共にこのペースにはやや引っかかった様子を見せる。戦況は3・4コーナーに入っても変わらない。直線に入り、多くのファンは好位の人気2頭の抜け出しを信じて疑わなかった。しかし。

 レース週に降った雨によって、良馬場でありながら内側が荒れていた東京競馬場の直線。後続の馬が揃って馬場状態の良い外側に進路を取る一方、田辺ただ一人が距離ロスの少ない内を選択。ロゴタイプもそれに応え、先頭を譲らない。

 二番手争いは激戦となった。道中リズムが崩れたにもかかわらず、モーリスは流石の地力で抜け出した。その他先行馬は付いていけず、フィエロサトノアラジンら、末脚自慢が突っ込んでくる。

 実況するアナウンサーが、内で逃げ粘る馬の存在を一度見落としてしまうほどに。彼は競馬界から忘れられた存在だった。終わった馬だと思われていた。ロゴタイプ田辺裕信はそれら全てを笑い飛ばすように、第66回安田記念を先頭で駆け抜けた。勝ちタイムは1:33.0。経験が生み出した老獪なレース運びと、衰えることのなかった確かな地力が生み出した勝利だった。

 臥薪嘗胆の日々、なんと3年2ヶ月。レース数にして実に16連敗を乗り越えて、ロゴタイプは再び返り咲いた。それも、相手が揃ったG1の舞台で。これはG1ホースの再G1勝利までのブランクとしては日本史上2番目の長さ。間にG2・G3ですら1勝も挙げていない場合に限れば、文句なしの最長記録である。

 

 これを俺は、奇跡とは思わない。ロゴタイプはいつだって、レースに出走表明してから、直線の最後の最後、残り100mまで。その全ての瞬間で、勝つんじゃないかと本気で思わせてくれる馬だった。一度狂ってしまった歯車を、少しづつ、丁寧に、絶対に諦めずに治していき、それが最高のタイミングで噛み合った、実力の勝利なのだと、今でも思っている。

 朝日杯の勝ち馬が古馬になってからG1を勝つのは、オルフェーヴルの兄ドリームジャーニー以来。同じく朝日杯馬が3歳戦・古馬混合の両方のG1を制したのは、ナリタブライアングラスワンダーに次ぐ3頭目ロゴタイプは自分の脚で、スターホース達と比類されるところまで帰ってきたのだった。

 

 

王者の去り際

 ロゴタイプはその後も現役を続行。この年の中山記念もそうだが、齢もあってか休み明けのレースでは反応が鈍くなってきていた。復帰戦の毎日王冠を8着。しかし次走の天皇賞(秋)では先行馬がほぼ惨敗する過酷なペースの中、見せ場たっぷりの5着にまとめる。

 年末には海外に遠征、地元馬のレベルもかなり高い香港マイルに出走。久々に乗ったデムーロが出遅れをかますというロスがあったものの、日本勢の中で最も良い成績である5着。マイルG1・4勝の香港総大将、エイブルフレンドは抑え込むなど格好をつけた。

 G1・3勝の肩書を手土産に種牡馬入り……と思われていたが、なんと7歳になる2017年も現役続行。いくら父が8歳まで好走した馬とは言えど、これには長い低迷期からのファンも、安田記念で増えたファンも相当驚いた。

 一方のロゴタイプは衰えを全く見せずに調整、4年連続の出走となる中山記念で貫録の3着。その後1走挟む予定だったがフレグモーネ*10で回避し、安田記念に直行。連覇を目指し、久々に王者として迎え撃つ側の競馬をすることになる。

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 このレースが圧巻だった。前に行く馬には不利な外枠だったが、スタートを決めると果敢にハナを奪う。すると1年前のような絶妙なペースではなく、いきなりぶっ飛ばしてかなりのハイペースでレースを展開した。

 そのまま直線を迎えると、そのハイペースに耐え切れなかった先行馬が全て脱落。その張本馬であるロゴタイプだけが脚色に陰りを見せず、一時は独走。とはいえここはひたすら長い直線距離を誇る東京競馬場、後方待機に徹した2頭が突っ込んできたところがゴール板。連覇の夢は残り20mで潰え、2着に終わった。

 とはいえこのレースの評価は非常に高いものであった。1400m通過時のタイムは当時の1400mレコードタイムよりも早く、半分より前に位置どった馬はロゴタイプしか1桁着順に残れなかったという壮絶なレースである。故に、負けたレースにも関わらず、この2017安田記念ロゴタイプのベストレースとして挙げる人もいる。このパフォーマンスで、2016年の勝利はモーリスの自滅による棚ぼたではないか、という一定数あった懐疑論も吹き飛ばしてしまった。

 

 ロゴタイプはこの後休養に入り、海外遠征を含めた秋の現役続行を目指していたが、年齢と激走の反動からか状態がなかなか上がらず、そのまま現役引退を表明。結果として、「負けて強し」の安田記念が引退レースとなった。自らレースを主導し、最高の見せ場を作り、直線最後の最後に後進に敗れる。実にロゴタイプらしい、王者の去り際である。

 30戦6勝。総獲得賞金は5億8000万円。実に立派な成績で、日本調教馬で30戦以上して一度も2桁着順にならなかったのはロゴタイプだけ、という彼らしいオンリーワンの記録を今も持っている*11。毎レース毎レース勝ちを求めて全力で走る姿を含めて、馬主孝行の具現化のような馬だった。

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https://jra.jp/gallery/ads/heroes/index.html より。ここにポスターが作られることもまた、名馬の勲章だ

 JRAによるヒーロー列伝も、近年屈指の出来と名高い。「終わらない夢」が示すのは、作成時まだ現役だったロゴタイプが積み重ねていくことを期待されたタイトルであるし、種牡馬入りした後に、息子たち、娘たちが紡いでゆく歴史である。

 ロゴタイプが駆け抜けてきたのは、2010年代前半の日本競馬そのものであり、この記事で幾度となく出てきたライバルたちの名前を見れば、容易にその情景が蘇る。そんな千両役者は現在、社台スタリオンステーション種牡馬として繋養されている。

 社台SSのラインナップを思えばロゴタイプはやや格負けしていて、実際種付け料も安いのだが…………まあ、そんな低評価を実直に覆してこそのロゴタイプである。そう信じてやまない。

 

 

俺とロゴタイプ

 箸休め程度に、自分語りをしようと思う。

 俺が意識して競馬を見始めたのは、別の記事でも述べているが2012年菊花賞からのことであり、ロゴタイプを初めて目にしたのはその年の朝日杯の中継である。そして今この瞬間までロゴタイプに狂わされているので、俺の競馬歴の98%くらいはロゴタイプへの熱狂と共にあると言っていいだろう。

 初めて現地で見たのは、2016年の中山記念。大学受験を終えた直後であり、初めての競馬場現地参戦でもあった*12。まだ未成年なので親父に馬券を買ってもらっていたのを覚えている。当然本命はロゴタイプだったが、奇しくもロゴタイプは4度出走した中山記念のうち、この年だけ7着に完敗する。俺は高校生のなけなしの小遣いを吹っとばされ、競馬の厳しさを知った。

 そして復活の安田記念。この日、野球ではハムファンの俺と親父は、東京ドームにハム-巨人の交流戦を見に来ていた。大谷が先発の試合で、当時まだ巨人の大田にホームランを打たれたかと思えば、164km/hを投げ、当時の日本最高記録を更新するなど見どころの多い試合だった。

 ご存知の方もいるかもしれないが、東京ドームには場外馬券売り場、WINSが隣接している。だから俺は親父に頼んで入場前にロゴタイプの単複*13を買ってもらい、それから球場に入っていた。その馬券がどうなったかは……説明するまでもないだろう。俺は当時始めていたバイトの一月分ほどの給料を野球を見ているだけで手にし、競馬の甘美な勝利を知った。ハムも大谷が完投して勝った。生で映像を見れなかったことだけが、ほんの少し残念だ。

 

 1年後の2017安田記念は、東京競馬場現地に一人で見に来ていた。3週間ほど前に出走表明を知るや否や、その日のバイトを休みにしてもらった。2016年の件もあり、俺の人生は一貫して、競馬>労働である。(カス)

 直線は勝つと信じて喉が枯れるほどロゴタイプと田辺の名前を叫び、最後の100mは足がガクガクと震えて立てなくなりそうになったことをよく覚えている。2着で嬉しいやら、勝てそうだったのに差されたのが悔しいやらで情緒がめちゃくちゃになり、しばらく帰る気になれず、日が暮れるまで府中本町駅前のラウワンでダラダラしていた。結果として引退レースを見届けることが出来て、本当に良かったと思っている。

 

 ちょっと関係ないところでは、このブログのタイトルはSingspielだし、Twitterのbioは勇往邁進*14の4文字しか入れていない。文字通り心酔していると言っていいだろう。

 そして今年、2021年はロゴタイプ産駒のデビュー年だ。当然大体の馬はデビュー前からチェックしていて、結果に一喜一憂する毎日である。最高に楽しい

 こんな盲信でありながら、ロゴタイプロゴタイプ産駒も基本的に人気薄で報いてくれる最高のサラブレッドたちなので、応援馬券の回収率は極めて高い。真面目に予想してる時より勝っているかもしれない。好きこそものの上手なれ?信じる者は救われる?皆さんも俺と一緒に馬券買いましょう。

 

 

注目のロゴタイプ産駒ピックアップ

 最後に、今後競馬を見るのが65倍楽しくなる、期待のロゴタイプ産駒を何頭か紹介して終わりたいと思う。もし活躍したら、皆で「2021年から目付けてたんだよね~、ロゴタイプ知らず~?」って言いましょう。

 デビュー前の馬を評価するにはどうしても血統の話が重要になってくるので、今まで以上にオタクな感じになるけどよろしくね。

 

ラブリイユアアイズ(オープンユアアイズの2019)

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 ロゴタイプ産駒最初の中央勝ち馬にして、唯一の勝ち馬。綺麗な青毛の馬体もさることながら、溢れるスピードに前目に付け、早め先頭で押し切ろうとする競馬スタイルはロゴタイプそっくり!名前もとっても良くって、ラブリーでもラブリィでもなくラブリイなのがイカす。

 ロゴタイプ自身の血統的な根拠はSadler's Wells≒Nureyev のニアリークロス*15と、Glorious Songを通したHaloの4×3にあると思っていて、その点を踏まえてラブリイの血統表を見ると、In the Wingsのクロスとサンデーサイレンスの3×4になっているところが実に妙手。ある意味では父の成功パターンをフラクタル構造的に再現しているとも言える。

 世代が一つ下った分だけ重厚さよりはスピード感が綺麗に出ていて、その分得意とする距離も少し短くなるかな、という印象。幸い牝馬戦は1400mも多いので、使うレースには困らないだろう。

 ロゴも母父ヴィクトワールピサもパワーを引き出せる競走馬だったし、Annaという名前が代々継がれるイギリス由来の牝系からは、ちょっと遡ると今年の英ダービーキングジョージの勝ち馬、Adayarの名前も出てくる。悪い馬場も苦にしないのではないか。

 

 そしてすげえ重要な事なんですが、明日のG1・阪神ジュベナイルフィリーズに出走します。ロゴタイプ産駒、初めてのG1出走。先に種牡馬入りしていた同期のクラシックホース、キズナエピファネイアの産駒との対戦。白状しますが、これがわかってるからアドカレ11日で取りました。

 予想を書きます。◎ラブリイユアアイズ、以上。この記事が公開される頃には俺はもう単複にぶち込んでいると思います。”上”で待っとるで。

 

ラジカルデザイン(ハーモニックソウルの2019)

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社台グループオーナーズ募集カタログ

 

 田中剛厩舎・馬主吉田照哉というロゴタイプ陣営の再現でデビューを期待される2歳馬。俺がウマ娘のプロフィールコメントで推していることで知っている人もいるかもしれんね。

 写真を見た時ちょっとびっくりしたくらいロゴタイプに馬体が似ている。頭、背、トモ。後肢。毛色が違えば生き写しと言えるほどの似方で、良ければこの記事の上の方にあるロゴタイプの募集時写真と見比べて欲しい。すごいから。

 血統は……重厚の一言。ハービンジャー牝馬にサドラー系はちょっとやりすぎ感を受けないわけではない。とはいえ、ロゴタイプ自身やフジキセキなど、日本向けの素軽いスピードを出すエッセンスは含まれていると思う。

 総じて、期待していると同時に注視している。ロゴタイプを付ける以上サドラーの重い感触はどうしても入ってくるものであり、父にそっくりな馬体と重い血統のこの馬が走れるかどうかは、種牡馬ロゴタイプが生き延びることが出来るかの分水嶺とも言えるだろう。

 

テクニカルランの2020

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社台グループオーナーズ募集カタログ

 

 ここからは2020年産。つまりデビューは早くても来年の夏以降になる。

 父譲りの黒鹿毛が映える牝馬で、これまたお父さんに似たところを見せているのが嬉しいポイント。

 何より、血統が攻めに攻めているのが気になってピックアップした。サンデーサイレンスの3×3は最近の日本の馬産では積極的に試されているが、中々これといった活躍馬は出てきていない。その辺をロゴタイプの丈夫さ、素直さで上手く力を引き出せるかがカギになっていると思う。

 そして着目すべきはMill Reefを3本、しかもGarde Royale経由が2本も入っている。良い意味で意味不明。ガルドロワイヤルと読むこの馬は競走馬としても種牡馬としてもさほど目立つ存在ではなく、出した活躍馬の一番手にCarlingが出てくるような馬である。要は最近の日本の馬産ではロゴタイプの血統表くらいでしかお目にかからん馬なのだ。

 生産社台ファーム。Garde Royaleのクロスが発生しているのは、吉田照哉氏の執念とロマンの結実だと思う。この配合の成功を信じてやまない。

 

ワイルドウインドの2020

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 ホントにこの馬を日本で走らせるんですか?????

 

 バカです。サドラーにデインヒル乗っけたドイツの牝馬ロゴタイプで〆ている。本当にバカです。欧州向きの重い父系を3連続で重ねているわけですわ。言うなれば、とろーり3種のノーザンダンサー血統。さしずめミスプロは温玉と言ったところでしょうか。ああ牝系の遠くでNureyevが見てますね。チーズ追いトッピング成功!

 この馬が日本で活躍したとしたらもうそりゃ凄いことです。重賞の一つや二つ取ろうもんなら即座に海外遠征を視野に入れるべきだと思います。未勝利上がるのも苦労するか、凱旋門賞馬になるかのどっちかでしょう。マジで。

 

 

 

 

(Advent Calender からの人向けの)あとがき

 随分長く続いてしまいましたが、これにて終わりです。というかここまで読んでる人いるか?誤字脱字チェックしようと思ったらマジで長くて自分で呆れた。

 それだけ、自分はロゴタイプに心酔しています。最高のサラブレッドです。競馬には、これだけ熱量を注げるだけのドラマがぎっしり、何重にも詰まっています。それはあなたにとって、ロゴタイプかもしれないしそうではないかもしれません。

 週末、15時台。テレビを付けるだけで飛び込める沼で、お待ちしています。

 

 

 

 と、競馬が好きな人にはこの記事をそのまま受け取ってもらえれば良いのですが、競馬に詳しくないのにここまで読む根気のある人に何も用意できませんでした。

 一つ挙げるとすれば、好きなものについて書くことの楽しさが伝わってくれれば嬉しいかな、と思います。15000字も一気に書いてしまったのですが、最初から最後まで楽しく書けました。

 アドベントカレンダーってのはかなりいいイベントで、特に普段あまり長文をアウトプットしていない人にこそ、好きなものについて書いて、読んでもらう楽しさを知ってもらえたらと思います。そして俺たちのようなブログジャンキーになろう。

 

 この企画、まだまだ続きます。同じ競馬関係だと、18日のjiurrrrrrさん、19日のticketさんが控えていますね。週末枠をしっかり押さえている辺り、鍛えられています。

 実は自分は二枠頂いていて、14日にも何か書く予定です(多分そっちはnoteになります)。まだ何も書いてません。シャニマス記事ラッシュ、楽しみですね!(Pカップのキルレってなんだよ……)

*1:男、オスの事

*2:厳密には吉田照哉氏の個人所有ではなく、社台グループオーナーズという共同馬主による所有を意味する。あんまり大差はないけど、興味を持った人は調べてみてね

*3:一般論として欧州の競馬場は大自然の深い芝や起伏によるタフなコースであり、日本の競馬場は整備されていてスピードが出やすいコースである。よって片方が得意でももう片方では奮わないというケースが多々ある

*4:ゲームウマ娘の育成期間が3年であることを考えれば、7年が如何に長いかわかりやすいだろう。実際競走馬の大半は2~3歳でデビューし、4~6歳で引退する

*5:レースの優勝、あるいは重賞2着以内で加算される”収得賞金”が500万円以下の馬が出走できるレース、の意。今で言う1勝クラス

*6:当時まだJRA所属ではなく、イタリアから短期免許で来日していた

*7:ロゴタイプと同じローエングリンの産駒であった

*8:今年のシャフリヤールがなんと36年ぶりの乗り替わりでのダービー勝利であり、それ以前は1985年、シリウスシンボリまで遡ることになる

*9:種牡馬Northern Dancerを皮切りとして、Sadler's Wells(ロンドンのバレエ・オペラの劇場)→In the Wings(舞台袖の意)→Singspiel(ドイツの大衆歌劇)→ローエングリン(オペラの題目・及び主人公の名)と続いており、ロゴタイプはばっさりその命名の流れを途絶えさせている。そういう意味では、朝日杯で破ったゴットフリート(オペラ・ローエングリンの登場人物)の方がよほど後継者としては正統な名前と言える。…………だからこそ、朴訥な名前であるロゴタイプに一層惹かれる側面もあるのだが

*10:馬の病気。化膿性炎症

*11:そんな馬鹿なと思うかもしれないが、もっと強い馬は30戦もしないで引退してしまう、というトリックがある。だからこそ、ロゴタイプに相応しい唯一無二の勲章なのである

*12:特別な理由が無いなら、初めての競馬場に中山を選ぶのはやめておいた方が良い

*13:単勝複勝。1着なら当たりの馬券と3着以内なら当たりの馬券

*14:これはロゴタイプヒーロー列伝のコピーでありながら、日ハムに所属する宮西尚生選手の好きな4字熟語・ブログのタイトルである。こんな効率の良いlike表明が他にあるだろうか?

*15:クロス:同じ馬を血統に2つ以上取り込むことで、先祖返り的にその馬のエッセンスを引き出すことを目的とした理論。当然近親配合ということなので、近すぎると気性や体質に問題を抱えたり、そもそも無事に生まれなかったりする。バランスが重要。その中でもニアリークロスとは、完全に同じ馬ではなく血統がほぼ一致する馬を取り込むことを実質的なクロスとみなす考え方